第1原発の港湾内4カ所で最高値 汚染水漏洩影響か

(5/30 17:53 共同通信配信)

東京電力は30日、福島第1原発港湾内の4地点で、海水中に含まれるベータ線を出す放射性物質の濃度がそれぞれ過去最高値を
更新したと発表した。第1原発では29日にホースからの汚染水漏洩が判明。排水路を通じて港湾内に流出した影響で濃度が上昇
した可能性があるという。東電は「港湾外への影響はない」としている。

東電によると、29日朝に採取した海水からストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり190〜320ベクレル
検出。前日までの数十〜100ベクレル程度を上回り、各地点の過去最高値となった。その後濃度は低下した。