放射性物質拡散、深刻被害も チェルノブイリで森林火災

(04/29 08:07 時事通信配信)

【モスクワ】1986年に放射能漏れ事故があったウクライナ北部の旧チェルノブイリ原発周辺で28日、森林火災が起きた。
環境保護団体グリーンピースは「残留した放射性物質が大気中に拡散し、深刻な被害をもたらす恐れがある」と警告した。

火災は完全な鎮火に至らないまま、煙は風で隣国ベラルーシ方面に流れているという。

ウクライナのヤツェニュク首相は、放射線量に異常は見られないと述べながらも「チェルノブイリ周辺で92年以降、最悪
規模の森林火災だ」と認めた。