放射性物質の水掛かる 作業員3人、島根原発 中国電

(04/28 20:09 時事通信配信)

中国電力は28日、定期検査中の島根原発1号機(松江市)で、協力会社の男性作業員3人の顔と足に、放射性物質を含む水が
掛かるトラブルがあったと発表した。放射性物質は体内に取り込まれておらず、外部への影響もないと説明している。

国電によると、1号機原子炉建屋地下で22日午後1時50分ごろ、ポンプとホースの接続部分が外れ、水が約4リットル放出
された。3人は空調設備で生じた結露水や配管などから抜いた水をためたタンクから、ポンプで別のタンクに移送する作業を
していた。

3人の顔と足に掛かった水からは、1平方センチメートルあたり最大4ベクレルの放射能が測定された。全員作業服を着ていた
ため、水は足に直接掛からなかった。顔はマスク外側の頬に水が掛かったが、人体に影響のある汚染は確認されていないという。