セシウム濃度最高値に 改良工事の井戸 福島第1

(11/13 20:40 時事通信配信)

東京電力は13日、福島第1原発1、2号機東側にあるくみ上げ用の井戸で、同日採取した地下水に含まれるセシウムなどの
濃度が過去最高値になったと発表した。東電は「工事でくみ上げ量を減らしたことが関係している可能性がある」と説明
している。

東電によると、10日に採取した地下水と比べ、セシウム137が333倍の1リットル当たり約3000ベクレル、ガンマ線を出す
マンガン54が2倍の同110ベクレル、検出限界値未満だったセシウム134が同920ベクレル検出された。

この井戸は、改良工事のため一時的にくみ上げ量を10倍程度に増やしていたが、6日から元の量に戻したという。