もんじゅ監視カメラ3分の1故障 1年半放置も、保安規定違反疑い


(10/12 02:11 共同通信配信)

大量の機器点検漏れから事実上の運転禁止命令が出ている日本原子力研究開発機構高速増殖炉もんじゅ福井県)で、1995年のナトリウム漏洩
事故をきっかけに原子炉補助建物に設置された2次系冷却材の監視カメラ計180基のうち、約3分の1が壊れていることが11日、関係者の話で分
かった。原子力規制庁が9月に実施した保安検査で判明。壊れたまま1年半以上放置されていたものもあり、保安規定違反の疑いが持たれてい
る。低温停止中のため実害はないとみられるが、機構の安全管理体制が問われ、命令期間が長期化する可能性が出てきた。