浄化装置の稼働率低下 トラブル、試運転遅れ 汚染水処理、計画に狂い・福島第1

(9/29 20:33 時事通信配信)

東京電力は29日、福島第1原発で汚染水の放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS」(アルプス)の処理水が白濁するトラブルについて、原因調査や
対策に約1カ月かかるため、運転再開が10月下旬になるとの見通しを示した。10月から試運転に入る予定だった新型ALPSも、想定した稼働率が実
現するのは11月以降という。

東電は10月からALPSによる汚染水の処理量を1日平均560トンから2000トンに増やす計画だったが、出足からつまずくことになった。