研究用原子炉の審査を規制委に申請 新基準で初 原子力機構

(09/26 17:23 時事通信配信)

日本原子力研究開発機構は26日、研究用原子炉「JRR―3」(茨城県東海村)について、再稼働の前提となる審査を原子力規制委員会に申請した。
昨年12月に試験研究用の原子炉施設の新規制基準が施行されて以降、審査の申請は初めて。
 
原子力機構によると、JRR―3は最大熱出力が20メガワットで、通常の原発の100分の1〜150分の1程度。原子炉には燃料が32体詰め込まれ、核分裂で発生する中性子を使って、原子炉の材料開発などを行ってきた。

2010年11月から定期検査に入り、東日本大震災の巨大地震では、建屋にごく小さなひび割れが発生したという。