福島第1で作業員重傷 タンク建設中、鉄パイプ落下 東電

(09/22 21:17 時事通信配信)

東京電力は22日、福島第1原発放射能汚染水を保管するタンクの建設中、鉄パイプが落下して協力企業の40代の男性作業員が重傷を負った
と発表した。男性は背骨を骨折したが、命に別条はないという。東電が事故の原因を調べている。

東電によると、事故は20日午後0時20分ごろ、構内南側にあるタンク群の建設現場で発生。協力企業の作業員7人がタンクの溶接などをしてい
たところ、半自動溶接機を上下に動かすウインチを移動させる際に、固定していた長さ1.5メートル、重さ約4キロの鉄パイプが13メートルの
高さから落下し、男性の背中に当たった。他の作業員にけがはなかった。

男性は福島県いわき市内の病院に運ばれ、重傷と診断されたが、22日から事務作業に復帰した。