ヨウ素剤を初の一斉配布、鹿児島 川内原発5キロ圏の住民

(7/27 07:38 共同通信配信)

九州電力川内原発が立地する鹿児島県と薩摩川内市は27日、原発事故時に甲状腺被曝を防ぐ安定ヨウ素剤を、原発から半径5キロ圏の
住民に一斉配布した。原子力規制委員会の指針に基づくヨウ素剤の配布は全国で初めて。規制委は川内原発について、新規制基準を
満たすとする審査書案をまとめており、秋にも再稼働する可能性がある。県によると、この日の配布予定は3歳以上の住民約4700人の
うち、これまでの説明会で問診票を提出し、飲んでも問題がないと判断された約2700人。39人が受け取りを辞退した。3歳未満の乳幼
児は事故後に保健所が調剤したヨウ素剤を避難所で服用する。