7月に1号機建屋カバー解体開始 福島第1原発

(6/28 00:58 共同通信配信)

東京電力は27日、水素爆発で大破した福島第1原発1号機の原子炉建屋カバーの解体作業を7月初旬に始めると発表した。カバー解体後
に建屋上部に散乱している瓦礫を撤去し、使用済み核燃料プールからの燃料取り出し用クレーンを設置する。東電は2017年度中に1号
機プールからの燃料取り出しを始める予定。東電は事故後の11年10月、1号機からの放射性物質拡散を防ぐため建屋カバーを設置。当
初は昨年度中に解体する計画だったが、瓦礫撤去に使う遠隔操作クレーンのアームが昨年9月に折れ、計画が延期された。東電は年度
内に建屋カバーの解体を終え瓦礫撤去作業を開始する計画。