福島第1、海側の深層に汚染拡大 凍土壁の工事に遅れも

(6/24 22:01 共同通信配信)

東京電力は24日、福島第1原発のタービン建屋東側(海側)で、深い地層(下部透水層、地中約20メートル)の地下水に、放射性物質
トリチウムによる汚染が拡大していると発表した。建屋の周囲の地層を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」は、掘削時に汚染拡大を防
ぐ措置が増えるため、工事が遅れる可能性がある。東電によると、1〜2号機の海側に掘った深い井戸で、5月以降に採取した地下水から
1リットル当たり最大4700ベクレルのトリチウムが検出された。また3〜4号機海側の井戸の地下水でも最大480ベクレルが検出された。