福島第1周辺廃炉加速の国際拠点 政府の研究会が構想報告書

(6/23 20:45 共同通信配信)

政府の「福島・国際研究産業都市構想研究会」は23日、福島市で会合を開き、東京電力福島第1原発周辺を、ロボットの研究開発や
技術者の育成など廃炉を加速する国際的な拠点にする町づくり構想の報告書をまとめた。今後、国と福島県自治体などによる推進
会議を設置し、具体化に向けた検討を進める。構想では、廃炉作業や災害対応に当たるロボットの実証実験をする設備を設け、国際
競技会の開催も検討。長期間の廃炉作業を見据え、人材の育成と確保を目的とした技術者の研修拠点を整備する。また最新鋭の石炭
火力発電や再生可能エネルギーに関する事業の集積を図る。