東大、原発観測衛星打ち上げ ロシア・ウラル地方から

(6/20 12:31 共同通信配信)

【モスクワ】東京電力福島第1原発の周辺地域の環境変化と、ウクライナチェルノブイリ原発事故現場周辺を同時に観測する
東大の超小型人工衛星2基が19日深夜(日本時間20日未明)、ロシア・ウラル地方のヤースヌイ基地から打ち上げられた。衛星
は間もなく軌道に乗った。両原発周辺の観測は早ければ9月ごろ始まる。光学カメラで原発周辺を定期的に撮影したり、地上の
観測機器から情報を受信したりしながら、植生分布など環境の経年変化を調査する。

衛星開発費は1基当たり2億8千万円程度と低額で、開発期間は2年未満。従来かかっていた費用や時間を大幅に減らすことに成
功した。