配管接合部から漏洩と特定、東電

(5/27 22:19 共同通信配信)


水漏れ箇所と特定された「真空破壊ライン」と呼ばれる配管の接合部。右下に漏洩の跡が見える 27日、福島第1原発1号機(東京電力提供)

福島第1原発1号機の格納容器下部で水漏れが見つかった問題で、東京電力は27日、漏洩箇所を特定したと発表した。

この日、格納容器下部の圧力抑制室付近を遠隔操作ロボットで調べた結果、「真空破壊ライン」と呼ばれる配管の接合部から水が漏れて
いるのを確認した。圧力抑制室付近では昨年11月の調査で水漏れが見つかったが、1号機で漏洩箇所を特定したのは初めて。

水は原子炉を冷却した後の汚染水とみられ、東電は他に漏れている場所がないか引き続き調べる。真空破壊ラインは、格納容器が圧力の
下がりすぎで壊れるのを防ぐため圧力を調整する配管。