川内原発の補正申請提出 審査の指摘事項反映 九電


(04/30 16:09 時事通信配信)

原発再稼働の前提となる安全審査で、九州電力は30日、優先審査対象の川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)について、これまでの
審査での指摘事項を反映した補正申請を原子力規制委員会に提出した。規制委はこれをもとに、事実上の合格通知となる審査書案をまと
める。

昨年7月の申請の際、九電は想定する地震の揺れ(基準地震動)を540ガル、取水口付近での到達津波高さを約4メートルとしていたが、
審査の過程で、それぞれ620ガル、5メートルに引き上げた。その結果、冷却用ポンプの防護壁や配管の耐震補強工事などを追加。この
ほか、水素爆発を防ぐ装置や火災感知器の追加設置などの対策を加えた。