鹿児島、6月にもヨウ素剤説明会 再稼働へ環境整備

(4/29 15:35 共同通信配信)

九州電力川内原発が立地する鹿児島県と薩摩川内市は、事故発生時に、甲状腺被曝を防ぐための安定ヨウ素剤
の住民説明会を6月にも開く方向で調整していることが29日、分かった。説明会での配布も検討している。川内
原発は、原子力規制委員会から優先的に審査を受けており、再稼働に向けて環境整備を急ぐ狙いがあるとみら
れる。規制委は昨年6月に原子力災害対策指針を改定し、原発から半径5キロ圏の住民を対象に、医師立ち会い
ヨウ素剤の説明会を開いた上で、事前に配るよう自治体に求めていた。鹿児島は第1号となる可能性がある。
事前配布の対象となる5キロ圏の住民は約4800人。