「美味しんぼ」に「風評被害を招く」と批判 スピリッツ編集部がコメント

ブログ筆者も該当号を読みましたが、鼻血を放射線被曝の急性障害の前兆と捉えるならば、何もしなければ
見学後1ヶ月内に死亡しているはずです。そうではなく、急性障害を発するほどではないものの不可解な現象
ということを表現したかったのであれば、その旨断り書きを入れるべきではと思いました(読者層はある程度
想定しているとは思いますが、思想信条まではわかりませんから)。 

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(4/28 19:51 ねとらぼ配信)

4月28日発売の「ビッグコミックスピリッツ22・23合併号」(小学館)に掲載された「美味しんぼ」について、
福島第1原発の見学から帰ってきた主人公らが原因不明の鼻血を出したとする描写に対し、風評被害を招いて
いるとして批判が集まっている。

作中では主人公らが鼻血を出したり疲労感を覚えたという描写があり、双葉町元町長の井戸川克隆氏も登場
して同様の症状があるとして「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と語った。作中
では医師が「放射線と鼻血を関連づける医学的知見はありません」と語る場面があり、両者を直接関連づけ
てはいないものの、「福島に行くようになってからひどく疲れやすくなった」と登場人物が話すシーンなど
があり、不安をあおっているとも受け取れる描写がネットユーザーから批判されている。批判の声はTogetter
などにまとめられている。

同誌の編集部は「鼻血や疲労感の表現は、綿密な取材に基づき、作者の表現を尊重して掲載させていただき
ました」とコメントし、鼻血や疲労感が放射能の影響によるものと断定する意図はないと説明している。

風評被害を助長する意図はないと否定し、「掲載済みの『美味しんぼ』作中でも、きちんと検査が行われ、
安全だと証明されている食品・食材を、無理解のせいで買わないことは消費者にとっても損失であると述べ
ております」とコメントしている。

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人気漫画に鼻血「風評被害」批判 「美味しんぼ

(4/29 18:11 共同通信配信)

小学館漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」の28日発売号に掲載された人気漫画「美味しんぼ
の中に、東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出す場面があり、同誌編集部に
風評被害を助長する内容ではないか」などとする批判が相次いで寄せられていることが29日までに
分かった。編集部は「鼻血や疲労感が放射線の影響によるものと断定する意図はありません」などと
するコメントを同誌のホームページで発表した。