福島4号機、燃料取り出し再開 クレーンに異常なし

(3/31 15:30 共同通信配信)

東京電力は30日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールで、大型クレーンのトラブルの
ため中断していた燃料取り出し作業を再開したと発表した。点検の結果、クレーンの異常が
ないことを確認したとしている。クレーンは燃料プールのある原子炉建屋5階の上部に設置
されており、走行レール上を移動して燃料を運ぶ。26日に燃料を入れた容器をプールから
つり上げるため準備をしていたところ動かなくなった。作業員がサイドブレーキをかけたまま
クレーンを移動させたため、モーターなどに過剰な負荷がかかったのが原因だった。第1原発
では汚染水対策などでも人為的なミスが相次いでいる。