茨城も原発地下水バイパス容認 漁連会長「福島と同調」

(3/27 18:28 共同通信配信)

茨城県内の漁協でつくる茨城沿海地区漁業協同組合連合会(茨城漁連)の小野勲会長は27日、
東京電力福島第1原発事故の汚染水対策で地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」
計画を、容認する方針を明らかにした。漁連は同日、水戸市内で理事会を開催。小野会長は終
了後の取材に「福島県漁連は苦渋の選択をしており、私たちも同調したい」と述べ、地下水の
適正管理や風評被害の補償継続を求めた。茨城漁連によると、国や東電の担当者が2月の理事会
で計画を説明。各漁協から汚染水漏れへの対策を求める意見などが出たが、容認の方向でまと
まっていたという。