「川内原発周辺に活断層」 専門家が指摘、調査要求

(2/28 17:31 共同通信配信)

九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する市民団体と新潟大の
立石雅昭名誉教授(地質学)は28日、鹿児島市で記者会見し、「原発近くに活断層
と思われる断層を発見した」と発表した。調査結果は同日、九電に提出し、詳しい
調査を求めた。現地を訪れた立石氏によると、断層は原子炉の北東約800メートルの
山中の崖に露出し、地表近くから3本がそれぞれ垂直に延びている。立石氏は活断層
の可能性がある理由を「断層の粘土は非常に軟らかく、13万〜12万年前以降に動いた
可能性が否定できない」と説明した。