原発事故、作業員の甲状腺調査 厚労省研究班

(2/23 18:48 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故で収束作業に当たった作業員の放射線被曝の影響を
調べるため、厚生労働省研究班が事故後、作業に従事した約2千人に対し、甲
状腺の癌やしこりなどの有無を確認する調査を始めたことが23日、分かった。
都内で開かれた放射線甲状腺癌に関する国際研究会で、厚労省研究班が明ら
かにした。

原発事故で放出された放射性ヨウ素が体内に入ると甲状腺にたまり、癌などを
引き起こすとされる。福島県が県内の18歳以下を対象に実施している調査では
これまで、33人の甲状腺癌が見つかっているが、専門家は「放射線の影響は考
えにくい」としている。