志賀原発の現地調査終了 断層「それなりの問題意識」 規制委

(02/23 17:21 時事通信配信)

北陸電力志賀原発1号機(石川県)直下に活断層があると指摘されている問題で、
原子力規制委員会の専門家調査団は23日、2日間の現地調査を終えた。取材に応
じた団長役の島崎邦彦規制委員長代理は、1号機の原子炉建屋直下を通る断層
「S―1」などについて「(メンバーの)有識者の先生方は、それなりの問題意
識を持たれていると感じている」と述べた。

早ければ来月にも調査団のメンバー5人による評価会合が開かれ、それぞれが現
地で得た見解を示す見通し。島崎氏は「有識者の考えは把握していない」「会合
でそれぞれの先生が話すこと」と述べ、議論の具体的な見通しには触れなかった。

S―1など重要な施設の下を通る断層が活断層と判断されれば、北陸電は廃炉を迫
られることになる。