地下水放射線量一部で過大か 福島第1

(1/25 日本経済新聞

東京電力は24日、福島第1原子力発電所敷地内でこれまで測定した地下水の
放射線量に一部誤りがあった可能性があると発表した。放射性物質「ストロ
ンチウム90」の測定値が、実際の値より高く示されていたとみられる。分析
手法に問題があると考えられ、東電は原因の究明を急ぐ。

同日に開かれた原子力規制委員会の汚染水対策に関する作業部会で明らかに
した。ストロンチウム90はベータ線という放射線を放つ物質で、地下水に含
まれる主要な放射性物質のひとつ。ベータ線を出す全ての放射性物質を測っ
た値より、ストロンチウム90の方が高い値が出ることがあった。