継ぎ目の止水材劣化か タンク堰225トン漏水 福島第1

(12/27 21:19 時事通信配信)

東京電力福島第1原発で、放射能汚染水を貯蔵するタンク群を囲む二つの堰にたまった水
が最大で225トン漏れた問題で、東電は27日、コンクリート製の堰の継ぎ目をふさぐ止水
材が劣化していた可能性が高いと発表した。東電は「劣化は想定していなかった」と説明
している。

東電によると、目視では水漏れが見つからず、コンクリートにもひび割れはなかった。
新しい止水材で継ぎ目をふさぎ、内側に水を張ったところ水位は低下せず、漏れた水は
劣化した止水材から地中に染み込んだとみられる。東電は今後、堰周辺の土壌を回収する。