地下水の放射能濃度急上昇 海から10メートルの井戸 福島第1

(12/27 10:11 時事通信配信)

東京電力福島第1原発放射性物質に汚染された地下水が海へ流出している問題で、東電は
27日、1、2号機タービン建屋より海側にある観測用井戸で26日に採取した地下水から、ス
トロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2300ベクレル検出され
たと発表した。前回23日の採取では検出限界値である同24ベクレルを下回っていた。
 
東電によると、この井戸は護岸から約10メートルの距離にある。これまでここで採取された
地下水の濃度の最大値は10月3日の同72ベクレル。