海側井戸で91万ベクレル 過去最高、護岸から40メートル 福島第1

(11/26 23:48 時事通信配信)

東京電力は26日、福島第1原発1〜4号機の海側にある観測用井戸から、ストロンチウム90
などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり91万ベクレル検出されたと発表した。
採取したのは25日で、21日採取の75万ベクレルから上昇した。原発海側の井戸では、別の
井戸で7月上旬に検出された同90万ベクレルを超え、過去最高となった。

東電によると、今回採取したのは2号機の海側で、護岸から40メートルの地点。高濃度汚染
水がたまっており、汚染源の可能性を指摘されているトレンチ(ケーブルなどの地下管路)
からも数十メートルの距離にある。