規制委、地元了解前提なら不認可 柏崎ベント運用で

(11/27 17:29 共同通信配信)

原子力規制委員会の田中俊一委員長は27日の記者会見で、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機
新潟県)の審査をめぐり、東電が事故時の重要施設「フィルター付きベント」は地元の
了解を得た上で運用を開始するとしていることに対し、「そのような前提では、われわれ
が認可をするようなことは多分ないだろう」との見解を示した。規制委は28日の審査会合
でも、この点を東電にただすとみられる。フィルター付きベントは炉心溶融などで原子炉
格納容器の圧力が高まった際に、容器の破損を避けるために蒸気を外部に放出する設備。