放射能低減装置の運転再開 1日3回パトロール 東電

(9/30 08:53 時事通信配信)

東京電力は30日、福島第1原発で汚染水から放射性物質を取り除く「多核種除去装置」
(アルプス)の試運転を再開したと発表した。今後はパトロールを1日3回実施し、監
視する予定。

アルプスは27日未明に試運転を始めたが、約22時間後に廃液の流量が下がったため処理
を停止。調査で、装置のタンク内から回収し忘れたゴム製の敷物が排水口をふさいだ
ことが原因と分かった。

東電によると、運転再開は30日午前2時40分ごろ。再開後、新たな異常は見つかって
いないという。