東電、27日申請 柏崎刈羽原発の安全審査 新潟県、ベントは「地元了解」条件

(9/26 18:54 時事通信配信)

新潟県は26日、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(同県柏崎市刈羽村)の
再稼働に必要な原子力規制委員会への安全審査申請を、条件付きで容認する
方針を決めた。東電はこれを受け、27日に規制委への申請を行うとの広瀬
直己社長のコメントを発表した。東電は柏崎刈羽原発の再稼働を経営再建の
柱と位置付け、早期の運転再開を目指している。申請により、同原発をめぐる
状況は新たな局面を迎える。

新潟県は26日午後、東電の増田祐治常務に県の意向を伝えた。その中で、原発
の新規制基準で導入が義務付けられた排気装置(フィルター付きベント)に
ついて、地元の了解を得られない限り使用しないよう申請書に明記することを
条件に挙げた。また、安全確保に向けた新潟県との協議を踏まえ、申請内容を
修正することも求めた。