第1原発、地下水濃度が再上昇 放射性物質トリチウム

(9/24 12:54 共同通信配信)

福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東京電力は24日、
漏洩があったタンク近くの観測用井戸の地下水から放射性物質トリチウム
1リットル当たり15万ベクレルの濃度(法定基準は6万ベクレル)で検出された
と発表した。

同じ井戸では14日の採取で17万ベクレルが検出されたが、18日採取では4万1千
ベクレルまで低下した。濃度が再上昇した原因について東電は「観測を続けて
調べたい」としている。井戸は漏洩があったタンクから北に約20メートルで、
今回の水は22日に採取した。ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質
は450ベクレルだった。