除染費用150億円を追加請求へ 環境省、東電に

(7/26 02時00分 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故に伴う除染費用として、環境省は新たに約150億円を近く東電に
追加請求することが25日、分かった。これまで同省は計約212億円を請求しているが、東電
は4分の1しか支払いに応じず問題化しており、今回もどう対応するか不透明だ。

環境省が請求するのは、今年3〜5月までに国や市町村が執行し確定した除染費用で、8月中
にも請求する。

除染費用は放射性物質汚染対処特別措置法に基づき、国がいったん支出した後、東電に請求
する仕組み。東電は「特措法に基づき適切に対応している。支払いの状況については当事者
間の問題なので答えられない」としている。