「裏切り行為」と東電に抗議 汚染水流出問題で 全漁連など

(7/25 12:41 時事通信配信)

東京電力福島第1原発で汚染水が海に流出した問題で、全国漁業協同組合連合会JF全漁連
などは25日、東電に対し、流出防止策の早急な実施や海域のモニタリング強化を要請した。
JF全漁連の岸宏会長らが同日、東電本社で広瀬直己社長と会い、「全国の漁業者や国民に対
する裏切り行為で、極めて遺憾だ」とする抗議文を手渡した。

岸会長は広瀬社長と面会後、記者団に対し「漏洩が判明し、怒りと不信感が増幅している」
と東電を批判。広瀬社長も記者団に「本当におわびのしようがない」と述べ、「とにかく
これ以上心配をかけないよう対策を徹底したい」と強調した。

また広瀬社長は、汚染水流出の発表が遅れたことについて「風評被害に直結するので、データ
がそろうまで逡巡した」と説明した。