内部被曝30人に 電磁石に過大電流 実験施設の放射能漏れ事故・茨城

(5/26 21:10 時事通信配信)

日本原子力研究開発機構高エネルギー加速器研究機構が共同運営する加速器実験施設(J-PARC、
茨城県東海村)の放射能漏れ事故で、原子力規制庁は26日、新たに24人の研究者らの内部被曝
確認したと発表した。内部被曝が判明した人は計30人となった。同庁は「加速器の実験で、これ
だけ多数が被曝を受けた例は記憶にない」としている。
 
同庁によると、新たに判明した24人の被曝線量は0.1〜1.7ミリシーベルト。事故以降、施設に
出入りした55人のうち49人まで測定が終わり、19人は検出限界未満だった。