土壌の放射能濃度10倍に 1号貯水槽、2日前と比べ 福島第1

(4/28 01:45 時事通信配信)

東京電力福島第1原発の地下貯水槽から放射能汚染水が漏洩した問題で、東電は28日、1号貯水槽の
外側土壌で27日に採取した水の放射能濃度が、2日前と比べ10倍超に上昇したと発表した。貯水槽
外側土壌での水採取場所は2カ所あり、今回上昇が判明した場所はこれまで濃度が低い状態が続いて
いた。東電は「原因は分かっていない。監視を続ける」としている。

東電によると、放射能濃度が上昇したのは1号貯水槽の南西側土壌。27日に採取した水でストロン
チウムなどベータ線を出す放射性物質が1ミリリットル当たり1.1ベクレル検出された。26日は検出
限界値未満で、25日は同0.099ベクレルだった。