最終処分場誘致めぐり委任状 「軽率だった」 鹿児島・南大隅町長

(4/26 20:40 時事通信配信)

鹿児島県南大隅町の森田俊彦町長は26日、鹿児島市内で記者会見し、高レベル放射性廃棄物最終処分場
の誘致をめぐり、前町長から紹介された男性に、東京電力との交渉を一任する委任状を渡していたこと
を明らかにした。森田町長は「軽率だった」と陳謝した上で、「東日本大震災以降は町を挙げて反対して
いる」と述べた。

森田町長によると、2009年の初当選の直後、この男性が委任状を持参し、同町を訪問。当時は町が一体と
なって誘致を推進していたといい、前町長らもサインしていることなどから署名したという。委任状の効力
は現在はなく、返してもらうとしている。