東北電が東電と賠償協議 原発事故、販売電力量減少などで

(4/24 21時36分 共同通信配信)

東北電力東京電力福島第1原発事故により福島県内の販売電力量の減少などで損失が発生したとして、損害賠償を
求める協議を東電側と始めたことが24日、分かった。東北電は東日本大震災による発電所の被災や、原発の長期停止
で業績が大幅に悪化。国に家庭向け電気料金の値上げを申請する事態になり、東電への賠償請求は避けられないと
判断した。

電力業界では「東北電は株主代表訴訟のリスクと両にらみで考えざるを得ないだろう」(西日本の電力会社幹部)と
の見方が多い。東北電は今後、原子力損害賠償紛争審査会の指針などに基づき、賠償の対象や金額を詰める。