「核の非人道性」声明に賛同せず 日本、安保政策と一致しない

!と思い調べたところ、天野万利軍縮大使は、天野之弥IAEA事務局長の実弟でした。IAEA
アメリカ合衆国大統領ドワイト・D・アイゼンハワーによる国際連合総会演説「平和のため
の核」を契機に1957年に創立されているので、「平和のための核」領域に踏み込む可能性の
ある事態は避けたかったのかもしれません(あくまで個人的な憶測に過ぎませんが)。


・天野 万利(あまの まり、1950年(昭和25年)3月10日 - )は、日本の外交官。2011年9月1日
軍縮会議日本政府代表部特命全権大使。男性。天野之弥IAEA事務局長は実兄。

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(4/25 01:05 時事通信配信)

ジュネーブ】日本政府は24日、スイスなど70カ国以上が支持した核兵器の非人道性を指摘した
共同声明に賛同しないと表明した。「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことは人類
生存の利益」との表現が、日本の安保政策と現時点では一致しないと判断した。

共同声明はスイスや南アフリカが主導。ジュネーブの国連欧州本本部で開かれている核拡散防止
条約(NPT)再検討会議第2準備委員会で提出された。

声明は「核兵器の人道的影響は根本的かつ世界的な懸念として認識が高まっており、核廃絶と核
不拡散を実現する上で中心となるべきだ」と明記。「核兵器が二度と使われないことを保証する
唯一の手段は核兵器の全廃だ」とした。

スイスは日本にも賛同を求め、両国は協議を重ねてきた。だが日本は米国による「核の傘」が事
実上、北朝鮮などによる攻撃の抑止力となっている。このため、「いかなる状況下でも核兵器
二度と使われない」との表現について、「現実に核兵器が存在する中で(実態と)相いれない」
(天野万利軍縮大使)として、賛同を見送った。