島根3号機差し止め求め提訴 住民ら「安全性に問題」 松江地裁

(4/24 16:21 時事通信配信)

中国電力が建設中の島根原発3号機(松江市)の安全性には問題があるとして、島根、鳥取両県の住民
ら428人が24日、国と同社を相手に設置許可の無効確認や運転差し止めを求める訴訟を松江地裁に起こ
した。

原告側は訴状で、東京電力福島第1原発事故を見れば従来の安全指針に欠落があったのは明らかで、3号
機の設置許可は無効と主張。また、同機には構造的な危険性がある上、周辺の活断層が過小評価されて
いるなどと訴えている。

松江市で開かれた集会で、原告団の阪本清幹事(60)は「3号機が稼働して40年動くと全国で最後の原発
になる。何としても止めたい」と述べた。

設置許可を所管する原子力規制庁と中国電は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。