地下貯水槽「お粗末」 汚染水漏れで福島第1視察 県など

(4/24 19:58 時事通信配信)

東京電力福島第1原発の地下貯水槽で放射能汚染水漏れが相次いだことを受け、福島県と周辺13市町村
などでつくる廃炉安全監視協議会が24日、同原発を訪れて地上タンクへの汚染水移送状況などを調査
した。貯水槽を視察した協議会のメンバーからは「外側のシートがあまりに薄く、通常の産業廃棄物
処理施設に比べてもお粗末」などと厳しい声が上がった。

協議会は、構内の免震重要棟で高橋毅所長らから安全対策の説明を受けた後、現場を視察。汚染水を
移送する配管を作業員が点検する様子や、漏出した汚染水の広がりを把握するためのボーリング調査、
使用済み燃料プールの冷却停止トラブルを受けた電源確保対策などを確認した。