甲状腺、2人が要精密検査 原発事故影響考えにくい 茨城県東海村

福島第一原発と東海第二原発は直線距離で約130km離れていますが、2011年3月15日朝6時頃、福島
第一原発2号機の格納容器が破損し、大量の放射性物質の放出が始まったときの風向きは南でした。
同日の午前10時頃には、東京・新宿区の空間線量がピークに達しているので、東海村にはその1〜2
時間前には到達していたのではと思われます。

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(3/28 17:20 時事通信配信)

茨城県東海村は28日、福島第1原発事故を受けて同村が実施している甲状腺検査の結果を公表した。検査を
受けた2〜6歳までの410人のうち、5歳児2人について今後の精密検査が必要との結果が出た。甲状腺に一定
程度の大きさのしこりや嚢胞が認められたという。

公表された結果は昨年11月5日から今年1月31日までの検査分。2人のほか98人は「経過観察」、310人は
「異常なし」との結果だった。

筑波大医学医療系の原尚人教授(乳腺甲状腺内分泌外科)によると、「原発事故の影響は考えにくく、現時点
では住民に不安を与えるようなデータは出ていない」という。

東海村には日本原子力発電東海第2原発(停止中)が立地している。