最もわかりやすい、(大人も子供も読める)入門書

筆者は放射線防護学や原子力工学が専門ではありません。それでも原発事故後は状況が一変しました
から、できる限り知識の習得に時間を割いて、その結果を内部被曝の測定や、線量計購入に活かして
きたつもりです。

しかし、そんなに時間をとっていられない、という向きには、大人も子供(小学校四年生
くらい?)も読める、「放射線になんか、まけないぞ!」をお勧めします。
(以前にも紹介したかもしれませんが、使用済み燃料棒冷却プールの冷却停止など、まだ不安要素があるので)


ただこの本は、2012年1月の発行なので、例えば食品内の放射性物質については暫定規制値のままだったりと、
内容は少し変わってきています(改訂版が発行されれば良いのですが)。


ところで、この本の監修者、木村真三氏が3/11現在で入院されていることがわかりました。
3月16日(土)の講演会 延期のお知らせ (二本松市民の皆様へ)

(以下引用、原文ママ
3月16日(土)に予定しておりました講演会「二本松で今、私たちにできること」 〜放射能とどう向き合うか〜 は、
講師としてお呼びしていた木村真三先生が、体調を壊されて入院中の為、お越し頂けなくなってしまいました。

木村真三先生には、体調を回復された後、再度、講演会のお願いをしたいと思います。
お越し頂く予定であった皆様、ご迷惑をお掛け致しました。
(引用以上)

同氏は原発事故直後から福島県入りして放射線測定を行っており(NHK「ネットワークでつくる放射能汚染地図」で
ご覧になった方もいると思います)、チェルノブイリ事故周辺地域にも赴いて測定を行うなど、かなり外部・内部被曝
されています(事実、「ネットワークで〜」の終盤、岡野眞治博士が作成したホールボディカウンターでも、内部
被曝を示す値が出ていました)。過労であれば、そして既に回復なさっていれば良いのですが。