プルトニウム計画作成断念 電事連、月内が提出期限

(3/22 02時00分 共同通信配信)

日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で13年度に取り出す予定の核分裂プルト
ニウム約0.6トンの使い道を示す利用計画について、電気事業連合会が、国の原子力委員会が定めた
提出期限の今月中の作成を断念したことが21日、関係者への取材で分かった。国内の原発再稼働の見
通しが不透明で、原発プルトニウムを燃やす「プルサーマル」の実施にめどが立たないためとみら
れる。

プルトニウムは数キロで核兵器を製造できるとされ、使い道を明らかにしないままの保有は国際的な
批判を招く。原子力委は事態を重くみて、26日の定例会議に電事連を呼び説明を求める方針。