島根大、被曝者医療で協定 カザフスタンの大学と


(1/28 12時39分 共同通信配信)

島根大は28日、カザフスタンのセメイ国立医科大と学術交流協定を結んだ。旧ソ連時代の核実験で
被曝したとされる住民への医療技術向上のため、医師の相互派遣や被曝者の追跡調査などを行う
予定。

セメイ医科大のあるセメイ(旧セミパラチンスク)は旧ソ連時代に核実験場があり、1949年以来、
450回以上の核実験が繰り返され、91年に閉鎖された。島根大は今後、セメイ医科大から医師を受け
入れて指導する。島根大からも癌専門医を派遣し、住民の治療に当たる。医療分野だけでなく、
文化交流も検討している。