原発基準、地下構造の詳細把握を 原子力規制委で島崎氏

(12/26 13時01分 共同通信配信)

原子力規制委員会(田中俊一委員長)の定例会合が26日開かれ、シビアアクシデント(過酷事故)
対策を含む原発の新しい安全基準などの検討状況について担当の委員が報告した。地震津波対策
を担当する島崎邦彦委員長代理は、原発敷地の地下構造を詳細に把握する必要性を強調した。

新潟県中越沖地震で、7基ある東京電力柏崎刈羽原発の各号機で揺れが大きく異なったことなどを
踏まえ、島崎氏は「(地下構造を)きちんと見ないと、揺れがどう来て、どこがどう揺れるか計算
できない」と述べ、従来の方法では不十分だと指摘した。