米袋用エコラベルなど納入 サトー 福島県産コメの放射能検査向け

わざわざ貼り替えなくても、上から粘着力の強い別のラベルを貼ってしまうことはできます(コメではありませんが、筆者は
そうして販売されている農作物を何回か見たことがあります。ご丁寧に二枚も産地のラベルが貼られていて、それぞれ違
う産地を表示したものも一度だけ見たことがあります。そういうものは、例え「宮崎県産」と「熊本県産」の組み合わせの
ラベルだったとしても買いません)。産地偽装は完全には防ぎきれないだろうな、と考えてのNaI頼みです。

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SankeiBiz 2012/10/29 08:15)

プリンターやハンドラベラーの製造、販売などを手がけるサトー(東京都目黒区)は、福島県が実施しているコメの放射能検査
向けに、米袋用のラベルやプリンターなどを納入した。ラベルは、貼り替えなど偽造防止の工夫が施され、燃焼時に排出される
二酸化炭素(CO2)の削減技術も使用されている。

サトーが受注したのは、福島県の「農産物安全管理システム」で使用される「生産者ラベル」「検査済みラベル」と機材。受注
額は非公表だが、自動ラベル貼り付け機約130台とラベルプリンター約150台を納めた。東京電力福島第1原発事故に伴い
農産物の風評被害に苦しむ同県は、2012年度の県内産のコメについて放射性物質の全量全袋検査を実施している。

県の検査システムは、コメ袋の放射性セシウム量を測定し、基準値(1キログラム当たり100ベクレル)以下であれば、「検査済み
ラベル」を貼り出荷する。ラベルに記された2次元バーコードを読み込めば検査結果などが記載されたホームページにつながる仕組
みで、コメ袋には生産者識別コードが印字された「生産者ラベル」も貼られている。

納入するラベルには、同社の真贋鑑定が迅速に行える偽造防止技術が生かされており、生産者の「なりすまし」やラベルの貼り替え
などを防ぐ
ことに威力を発揮する。また、どのラベルにも、同社などが11年に開発した「エコナノ」技術を採用。CO2吸収剤をラベル
の粘着剤に添加し、燃焼時に排出されるCO2を焼却灰に吸収することで、通常より約2割のCO2を削減できるという。

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