拡散予測、6原発で誤り 計算結果の方位異なる 規制庁

( 10月29日(月)20時32分 時事通信配信)

原子力規制委員会は29日、24日に公表した各原発の事故時の放射性物質の拡散予測結果について、6原発
で方位などが間違っていたと訂正した。
間違っていたのは、日本原電東海第2(茨城県東海村)、東京電力柏崎刈羽新潟県柏崎市刈羽村)、
北陸電力志賀(石川県志賀町)、日本原電敦賀福井県敦賀市)、九州電力玄海佐賀県玄海町)、
川内(鹿児島県薩摩川内市)の6原発

いずれも、各原発の風向データを変換する際、方位を表すコード番号が原発ごとに違ったため、計算
結果の方位が南南西が南に、東が東北東にずれるなどしていた。
また、玄海、川内両原発では、気象データの中で一部欠落しているものがあったが、データ処理の際に
正しい処理をしていなかったことも判明。一部の拡散距離が数百メートル変わったという。