原発3号機プールに鉄骨落下 撤去作業中につかみ損ねる

産経新聞 9月22日(土)16時21分配信

東京電力は22日、福島第1原発3号機で、原子炉建屋の瓦礫を撤去中、誤って鉄骨
(長さ約7メートル、重さ約470キロ)を燃料貯蔵プール内に落下させたと発表した。

 3号機のプールには使用済み燃料514体と未使用の新燃料52体が入っており、東電
で燃料が損傷していないか調べている。プールの上約2メートルに設置された線量計
の値には変化はないといい、現在、プールの水質を調べている。

 東電によると、鉄骨は昨年3月に3号機が水素爆発し原子炉建屋が崩れた際、プール
脇に落下していたもの。同日午前11時7分に、遠隔操作が可能な無人クレーンで鉄骨を
撤去しようとした際、つかみ損ねてプール内に落下させてしまったという。