京野菜「九条ネギ」などほぼ全滅 農家に打撃 京都の豪雨

筆者は長崎県から定期的に野菜(検出下限値1ベクレル/kgの測定機器で検査し不検出である
もの)を届けてもらっていますが、やはり豪雨後の酷暑で、野菜が畑で蒸されたようになっ
てしまい、傷みが多いとのこと。そのため、同じ野菜が冷蔵庫の中にある、という状態です。
限られた野菜で調理するのは、旬の野菜しか手に入らなかった頃の調理と状況は同様ですが、
使い回しできるほどレシピを覚えているわけではないので、いつもレシピ検索に頼っています。

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産経新聞 8/21 19:00)

京都府南部で発生した局地的豪雨では、全国的にも有名な京野菜の九条ネギや収穫シーズンを
迎えたトマトなどを育てている久御山町の農家に深刻な被害が出た。収穫間近だった九条ネギ
畑では冠水被害が続出、同町の農作物だけでも、被害額は1億円以上に上る見通しだ。

久御山町で農業を営む「戸田農園」の戸田泰嘉さん(59)も、トマトやナス、九条ネギなどを育
てていた畑やビニールハウスが冠水する被害にあった。
九条ネギの苗を育てていた畑には、近くの用水路からあふれた水がたまり、表面から九条ネギ
が見えないほどになった。半日以上も水につかったままの状態が続いた苗は育てることができ
なくなり、処分したという。 周辺でも、収穫間近に育っていた九条ネギが冠水する被害が続出。
水がひいたあとは根のあたりが黄色く変色し、商品として出荷できなくなったものが多く、周囲
の畑には、処分された九条ネギが大量に積まれている。

トマトを育てているビニールハウスも土が湿り、過剰な水分を吸収し、実が破裂してしまうケース
が多くなっているという。戸田さんの農園では、収穫量が最盛期の10分の1程度にまで落ち込んだ
うえ、収穫したトマトの半数近くが、市場に出荷することができない状態だ。
戸田さんは「これほど大きい雨の被害は経験したことがない。不安定な天候が続くので対策の施し
ようがない」と、不安な思いを抱えている。(中井なつみ)