森林除染「確実に実施を」 福島8町村の議長が要望

筆者自身は、最も大量の放射性物質が放出された2011.3.15の午前中から近畿地方にいました
(そして事故の重大さがわかって寝込んでいた)ので、在京TV局がどのような報道をしたのか、
「安全・安心・大丈夫」の繰り返しだったのか否かも知らないのですが(近畿地方ローカル局
は割と冷徹な?物の見方だったそうです)、それにしても「帰還ありき」で森林の除染は無理
と思います。第一除染方法を思いつきません(焼き払ってしまうのが一番早いのですが、森林
の保水機能が失われますし、汚染された煙も出ます)。

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(8/9 17時09分 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故を受けた除染をめぐり、福島県双葉郡の8町村議会の議長らが9日、
環境省を訪れ、「森林全体の除染は必要ない」とする方針案を同省が有識者検討会に示した
ことに抗議し、森林除染を国の責任で確実に実施するよう求める要望書を細野豪志環境相
手渡した。双葉地方町村議会議長会長の吉田数博・浪江町議会議長は「双葉郡は7割が森林。
飲料水や農業用水の確保を考えると、森林全体の除染がない限り住民帰還は難しい」と要望。
細野氏は「優先順位はあるが、森林除染をやらないということではない。『除染は不要』と
いう報道のされ方に、若干反省している」と釈明したという。

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