小麦新品種「ゆめちから」収穫ピークに

例の「各地域の中力品種をブレンドし、地域ごとのオリジナルパンとして提供する」
ための小麦の記事です。

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2012年8月3日14時51分 朝日新聞デジタル

小麦新品種「ゆめちから」収穫ピークに

製パン適性などに優れる超強力小麦の新品種「ゆめちから」の収穫作業が、南空知
恵庭など道央圏でピークを迎えている。

 デビューして3年。北海道によると、今年の収穫が本格生産の始まりだ。大手製パン
メーカーなどから増産要望があるが、種の生産が追いつかず、作付面積は道内の小麦作
付面積約11万ヘクタールのうちの約1千ヘクタールだ。今年秋は6千ヘクタールに増やす
計画だ。

 栗山町の勝部征矢さん(74)の農場では、小麦100ヘクタールのうち「ゆめちから」
を35ヘクタール作付けした。2日はコンバイン5台で残っていた25ヘクタールを刈り取っ
た。「『ゆめちから』は収量はいいし、細粒も少ない。消費者においしいパンを食べて
もらいたいので、来年以降はもっと作付けを増やしたい」と勝部さん。

 空知地方などの小麦の作柄は、6〜7月の雨不足による干ばつで生育にばらつきがあり、
細粒傾向が見られるという。

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